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CECの話
 
 CECはその土壌が、どれだけの肥料をもっていられるかを表す数字です。
(葉面散布の場合を除いて)肥料がまかれても、芝はそれを直接吸うわけではありません。 肥料は一旦水にとけて、土に引っ付いて、この土に引っ付いたやつを、芝が溶かしながら吸います。肥料が土に引っ付く時の、引っ付けられる量=肥料の一時保管庫の大きさを表すのがCECです。
 また、どれだけ引っ付けておいて良いかを計算する場合、CEC×肥料成分の分子量×その成分が、その作物に適正とされる%、で求めることができます。CECが高ければ、たくさんの肥料をしまっておけるし、低ければ少ししかしまっておけない。

 一般的なサンドグリーンの場合、床土として使われる砂に含まれる、シルトの含有量にもよりますが、CEC3.0〜3.5という場合が多く、CEC3.0〜3.5の土壌に生える芝生を液体肥料で施肥管理しようとした場合、5日に1回とか、1週間に1回とかの頻度で、少量づつの施肥(スプーンフィーディング)を実施しないとと、緑度の維持が困難になります。 ある程度省力で管理できて、なおかつ高すぎないCECとして4.5くらいを目安にすると良いと思います。
 
 CECの話の途中で、窒素の話をするのは反則なんですが、CEC4.5とういうと、2週間に1回、0.5〜1g/uの窒素施用していれば緑度を維持することができるくらいのCECです。なぜ反則かというと、CECが分かっても、最適な窒素の施用量というのは計算式で求めることができないからです。ですが、CECは土壌に含まれるシルトの量に比例するところがありますので、土床はシルト分が多いし、砂床はシルト分が少ない。土床の方が窒素の見た目の残効が長いことは、なんとなく経験的に分かるっていただけるところだと思います。

 低いと面倒なので高ければよいかというとそうでもなくて、ペンクロスのグリーンの場合、高くても5くらいまでが許容範囲です。土グリーンのように10もあると、夏に「肥料を切りたいな〜」と思ったときにも、肥料の効きをとめることができず、7月、8月なのに水を掛けるたバーバー伸びるようになってしまって、グリーンとしての転がりを維持することが難しくなったり、表面が年中しっとりした状態になって、ボールマークでボコボコになったりして、手を焼きます。
 
 ちなみに、果樹畑は25〜30が理想です。(araken@田中ぶどう園)



 
最近の報告

 更新作業機械が進歩している話は知っていましたが、諸事情ありまして使ったことがありませんでした。最近やっと色々な機械が使えるようになって思うに、「CECは7でも10でもパンパンなグリーンにできるな〜」「土グリーン全然OKジャン」ということで、現在「6くらいで行って見るか〜」と思っています。
 施肥はかなり楽です(2005.10)
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