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完熟堆肥でやってみよう!
 
 土壌改良剤の選定にあたり、炭を使うべきか?、堆肥を使うべきか?かなりまで悩みました。当時の一般作物の有機栽培の基本が、堆肥とストチュウだったと言うことと、費用対効果を考え、堆肥を使うことに決めました。
 
 具体的に言うと・・・@一般作物の有機栽培の場合、炭の位置づけが案外低く、堆肥→ストチュウ→ぼかし肥の次が炭、くらいに思われたため。 A炭に肥料っけはないけれど、堆肥は少し肥料っけがあるので、「炭+肥料」より、肥料代が少し浮くだろうと考えたため。 B良い堆肥は一般に良い微生物資材資材なので、「炭+微生物資材」より安上がりだろう。などがありました。
 
 堆肥を使うと決めた後も、先輩方には色々言われました。「排水を良くするためにサンドにしたのに、何故排水を悪くするような資材を入れるのか?」「有機物が担子菌の餌になって、ピシウムやキノコが増えるぞ!」などなど。当時すでに細菌病の話題が広まっていたら、細菌病云々なんてことも言われたでしょう。同じ職場の人たちも半信半疑で、乗り気だったのは、管理人と師匠の2人だけだったかも・・・それでも、堆肥による土壌改良を始めちゃうことにしました。
 
 今思えば怖い話ですね。訳が分からないのに、商売道具に手を入れてしまう。
やったあとで「水はけが悪くなって病気が増えたらどうしよう?」なんて、夜も眠れず、懐中電灯をもってコース巡回です(全く意味なしですけど)。たまたま、良い堆肥とめぐり合えたのでラッキーでしたが、もしもこれが悪い堆肥だったらどうなっていたことか・・・今思うと少しぞっとするとするとともに、良い堆肥を納品してくれた、鹿沼化成工業さんには、非常に感謝しています。
 
 このときの堆肥のスペックは、N=0.6%、P=0.5%、K=0.3%、Mg=0.2%、Si=1.0%、フミン酸=3.0%、pH6.0〜7.5、というものでした。随分してから知ったのですが、強制送気乾燥をおこなっていない堆肥で、堆肥の評点だと100点満点中90点です。逆にいろいろ知っていたら使ってなかったかも知れません。
 強制送気こそありませんが、野積みで3〜4年経過でC/N比18〜相当な完熟品です。「3〜4年も積んでおくなんて、よっぽど営業力がないんですね?」といったら、笑ってました。



 
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