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土壌改良の経過/病気の話
堆肥投入開始の翌年、それから翌々年も病気が増えました。
この話をする前に、また少し土壌分析の話を・・・
肥料の分析のほかに、微生物の量を分析する場合があります。B/F値なんていう言葉を聞いた事があるでしょうか?土壌のBとFの比率をあらわす数値です。Bが良い菌で、Fが悪い菌。人間の腸内環境でいうと、Bがビフィズス菌で、Fが大腸菌です。
病気の菌はどんな土壌にも必ずいて、ある一種類の菌が増えすぎると、症状として表れ、芝だと病斑が見えるようになります。
ここで重要なのは「人間の体だとビフィズス菌が多ければ、大腸菌は活躍しにくい。」ということで、土壌の場合、たとえば、全部で100個の菌がいて10個のリゾクトニア菌がいると、ブラウンパッチの病斑が見えるとして、全部で1000個の菌があれば、リゾクトニア菌99個までは病斑が見えないんですが、逆に全部で10個の菌しかない土壌だと、リゾクトニア菌2個で病斑が見えてしまう。
大川屋の社長さん曰く「B/F値が2桁3桁の土壌だと殺菌剤を散布 しても効かない。非常にまれに5桁、6桁というB/F値の土壌があるが、こういうところに出た病気は穴を開けると消えてしまう。商売にならない土壌ですね」と・・・
思い返すと、土壌改良前は2週間に1回づつ予防散布をしないと、病斑が見えはじめ、見えた病斑は、殺菌剤を散布してもなかなか消えなかったな〜。多分B/F値3桁の良いお客さんだったのだと思います。(-^〇^-)
ハハハハ
堆肥による土壌改良開始から、5年経過した平成14年、ピュアサンドに近い比較的新しいグリーンで、病斑部と健全部それぞれのB/F値を計ってもらったことがあります。病斑部5,000、健全部10,000でした。
平成8年以降のグリーン(25,000u)の殺菌剤使用量は
平成8年(1330kg)9年(320kg)→10年(530kg)→11年(660kg)→12年(410kg)→13年(320kg)→14年(380kg)と推移しています。
土壌改良が安定し始めた3年目以降は400kg以下で推移し現在に至っています。途中一旦増えましたが、平成8年が1330kgなので、これと比べれると各段に安あがりな土壌になっているといえます。
途中増えたことに関しては、菌相が変わる過程で、少しバランスの崩壊もあったのだと解釈していますが、初発病斑の形状や、発生時期がこれまでと違ってきて、対応しきれなかったと言うのが、農薬使用量を増やす一因になったと思います。結果が出なくて1年でやめてしまったことがる、と言う方も多いのではないかな?と思うのですが、効果が目に見えて現れてくるまでに3年くらいはかかると思っていた方が良いと思います。
「そんなに待てない」という方は、一気にもっと大量に投入してみるとか?責任は持ちませんけど・・・
堆肥の投入開始から7年経過時、夏場のペンクロス休眠期は別ですが、現在では、空気を入れようか、殺菌剤をまこうか、他の仕事のスケジュールにより、選べるくらいの菌相ができきているようです。
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