| TOP>レポート>タイトル一覧>ベント芝の施肥管理の話>8月はリン酸 | ||||||||||
|
||||||||||
|
8月はリン酸
ベント芝の肥培管理の話をするのに、何月から書き出すのが良いかチョッと迷うところです。1月からだと芸がないし、春の更新作業から問うのもちよっと違うような感じがします。よくよく考えると、管理人の施肥管理は8月から始まるっているので8月の話から書き始めます。
葉身分析をすると明らかなんですが、8月は大半の成分比が低くなります。暑さにまいって寝ているわけですから、当然ですよね。根もつかれて半分寝ちゃってますから、根から吸わせるような肥料をあげると、寝ていた子供をおこしたような状態になり、その後あやすのが非情に大変です。変に根からすわせるような肥料を使うなら、何もしない方が状態がよかったりするので、こういう寝ている時期は、「顔色を見ながら葉面散布」というのが常道です。
8月の中ごろまでは、窒素を尿素でチョロチョロっと葉面散布しながら、顔色伺いますが、余裕がある時は、アミノ酸を使います。尿素と言うのも葉面散布すると非常に吸収が良い肥料で、葉面についた分は24時間で、だいたい吸収されると言います。窒素を細かく砕いていくと、アミノ酸になるというのがあるので、寝ている芝を起こさないようにという意味では、尿素より、アミノ酸の方が、芝に余計なエネルギーを使わせないので有利といえますが、得られる結果はほぼ同様です。
8月下旬頃になると寝ている芝に変化がおき始めます。丁度、戻りのブラウンパッチが出始める時期なのですが、葉身の燐酸比が上がり始めることに気づいている方も多いのではないかと思います。
ベント芝はイネ科ですが、もうチョッと細かく分けると、先祖は麦です。思っ切り、仮説なのですが、「ベント芝には遠い昔に、麦だった頃の遺伝子情報が残っているんではないか説」というのを提唱させてもらいます。4mmとかで頻繁に刈り込んでいるので、収穫期云々と言うのを気にしたことがある方も少ないと思うのですが、秋麦だとこの頃、収穫に備えて、栄養成長から繁殖成長にスイッチが切り替わります。4mmで刈っているので、出穂するわけではないのですが、ベント芝のスイッチもこのころ切り替わるのではないかと思っています。
8月中旬〜下旬にかけて、葉身の燐酸比が上がり始めるます。ですが根の活性は高くないので、固形の燐酸肥料だと、あげても食べてくれません。それなので、葉面散布して上がり始めた燐酸をサポートして上げます。葉面吸収可能な燐酸というと限られてきますが、管理人が愛用しているたのは燐酸第一カリウム(燐酸2水素カリ)の希釈液です。
お金があれば亜燐酸の方が良いですね、燐酸1カリほど大量に上げなくても、パット反応が出ます。農薬取締り法の関係で怒られるかも知れませんが、ピシウム予防ということで使うならホセチル剤も非常に葉面吸収の良い燐酸です。
これで、葉身の燐酸比をガン!とあげてやると、秋から使う根っこの準備完了です。葉身の燐酸比で0.8%くらいは欲しいところで、管理人は燐酸1カリの葉面散布で1%以上にしてしまいます。
|
||||||||||
|
8月21日の根っこの様子 新根の発根も確認され サッチの下9センチ弱を維持 |
|||||||||
|
|
|
||||||||
|
||||||||||
| Copyright(c) 2003 araken All Rights Reserved | ||||||||||