チッソとカリのピークは11月
11月も引き続きV型です。尚且つカリ施用のは毎年11月に持ってくるようにしています。なぜかと言うと、深いところが地表より暖かいから、そして、葉身のカリ比は12月になるとほとんど動かなくなってしまうから、ここのタイミングしか無いわけです。
管理人のところは塩基飽和度が高目で、それが気になるから、と言うのもありますが、基本的に、吸わなくなってから、もしくは吸いが悪くなってからのカリ、苦土、カルシウムは、土壌の塩基バランスを調整する目的の施用を除き、土を汚すだけなので、施用するべきではないと考えています。
窒素の施用量を月単位で計ると、一番多いのは5月なのですが、春の施肥で、窒素をドカット入れるのは5月の1ヶ月間だけなので、5月が1番多くなると言うだけの話で、秋は窒素を入れる期間が2ヶ月間あるので、合計の量という話になると、晩秋の窒素施用量が年間で一番多くなります。
ひと昔前は「春から作れば間に合うから・・・」と思っていたので、秋はそこそこでやめていました。春から作ろうとすると、5月だけではなくて、その前の4月、もしくはその後の6月、どちらか一ヶ月の窒素施用量も多くしないと、作りきれないという印象が強く、4月に窒素施用量を増やした場合、縦根の伸長が若干鈍くなる傾向があり、6月だと軟弱徒長しやすく、更に7月分になる、梅雨時期の徒長傾向は、尚ひどくなります。そうして考えるうちに、春は5月だけで上を作ろうと言う事になり、晩秋までに1回仕上げてしまう方が、トータルでお得!と言う結論に達しました。
それからは、晩秋の目数が一番多くなるように、窒素施用量も11月にピークを持ってくるようにしています。このやり方の一番のメリットは、あげすぎても面が暴れない(ボサボサにならない)ということで、かなり涼しく、というか、朝晩は寒くなってますから、ドカドカ入れても面が暴れないため、簡単に目数を上げられると言うのもあります。
どうすれば目数が上がるが?と言うのを考えるとき、一番良い方法は絶え間なく、窒素を与えながら頻繁に刈り込む事だと言えます。中には、窒素を与えすぎると、面が暴れて目数が上がらないと誤解している方もいらっしゃるようですが、要は施用方法です。、
例えば化成で一気に5g/u散布すれば、いくら涼しい時期だといっても、ボサボサになる場合があります。少ないほうが良いか?と言うと決してそんなことはなく、分ケツにはかなり大量の窒素が必要なので、2g/uよりは5g/uの方が目数は確実に上がります。ポイントは切れ目なく窒素を与え続けるということで、この意味では成分溶出の緩やかな、コーティング肥料の利用などは、理にかなっていて、散布手間も省けるのですが、お天気は、それぞれの管理者の思惑通りに移行しない場合もあり、意に反して効きすぎてしまったりするケースもあるようです。
チョット面倒ですが、目数を上げたい時期だけは、できれば1週間に1回、もしくはそれより短い散布間隔を設定して、尿素などで少量つつ与えるべきです。
この方法で窒素を施用した場合、経験と感のある管理者ならば、たいした目砂の施用が無くても、毎日適切な高さで刈り込む事で、目数が最も上がる窒素の施用量をアジャストしながら、12月を迎えることができるはずですし、材料費も相当安上がりです。