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TOPレポートタイトル一覧>ベント芝の施肥管理の話>7月の施肥は根と相談
7月の施肥は根と相談
 
 7月というと夏=暑い、というイメージが強いですが、本当に暑いのは8月です。7月は主に梅雨で、思っているほど暑くないです。平成15年の夏なんかは、朝の作業はトレーナーを着ないと寒いくらいの日も結構ありました。
 
 「日本は梅雨があるから、根が窒息して、管理を難しくなる」という方もいらっしゃるんですが、梅雨がなくて、ずーと晴れの日が続くと、30度以上の乾燥した日の日数は、梅雨がある場合の倍になってしまうので、窒息はしないにせよ、乾燥からくる根上がりはかえって激しくなるでしょうし、乾燥するから散水しないといけません。
 
 雨で地域全体に散水(?)する場合、地域全体の地温が下がるので冷却効果は高いです。散水設備による散水は(たとえば)グリーンだけ一時的に冷却しますが、地域全体の地温はそのままなので、冷却後はかえって、グリーンだけ高温多湿になって、特にこの時期だと、藻類なんかの発生を増やすことが多いので、「梅雨があるおかげでかえって楽させてもらっている」と思っています。その土地、その土地の、風土気候に感謝する気持ちをお忘れなく・・・
 
 最近は雨が多かったり、少なかったり、暑かったり、涼しかったり色々なので、この時期の施肥管理は、根の状態を見ながら、スクランブルになります。「根から吸えるな」もしくは「吸わせても疲れちゃわないな」と思ところまでは、窒素なら硫安、カリなら塩加などの希釈液をつかうことで、若干でもpHを下げて、病害の発生を抑えたいとういうのがあるのですが、「吸わせると疲れちゃうな」もしくは「すえないだろうな」ということになると、窒素なら尿素、カリなら燐酸1カリなどの葉面吸収がある希釈液で葉面散布しなければいけなくなります。
 
 「根はどこまでなら疲れさせても大丈夫か?」というと、要は8月下旬まで、上が枯れなければ良い程度に、根を残しておけば良いわけなので、グリーンだと根長12〜3センチまでだったら根から吸える肥料で吸わせても全く問題なく、表層pHを若干でも落とせるメリットの方が大きく、10センチになったら少し考えて、天気と相談しながら、ということにしています。
 
 前述のとおり、この時期の天気は、読めません。気象庁の長期予報を信じていると大変な苦労を強いられる年も多いです。ヾ(´▽`;)ゝ ウヘヘ
 なので、この先ベント芝が、どのくらいの長さ期間の消耗戦を強いられるかも非常に読みにくいですよね?何回か失敗して覚えるしかないんですが、管理人のところだと、梅雨明けから1ヶ月で5センチの長さを消耗する計算で、8月下旬に最低5センチの根長を維持できるようにしよう、というのがギリギリセーフの線です。
 
 この時期の根長の消耗を少なくさせるために、春先の水切りトレーニングが重要なことは言うまでもありませんが、肥料の話の途中なので、水の話は、またの機会にします。
 
 
 
 
 
 
 
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