藻類防除は目数命!
「水はけが悪いところに出やすい」と言われれば、確かにそのとおりですが、水はけに多少難があるところでも目数があれば出にくいですよね?逆に水はけが良いマウンドのテッペンなんかにも出る事が多いと思いますけど、藻類が出ちゃうマウンドって言うのは、目数が少ないと思います。
これって、水はけ云々の問題よりも、肥料はけが良すぎる=流亡が多いことの方が問題なので、堆肥などで保肥力をアップさせてやると、芽が詰まって、出にくくなります。
それと暑い日が続くと、マウンドから水が切れ始めて、乾燥害が出るのが、他の部分より1日〜2日速かったりもしますよね?それでココに手散水をくれてやるわけですけど、中々そこだけ夜中にまきに来るのも面倒だし、難しいと思います。
気温の低い時間にまかれた水と、気温の高い時間にまかれた水を比べると、気温の高い時間にまかれた(もしくは気温の高い時間まで残った)水の方が、藻類に有効利用されるという印象が強いのは、管理人だけじゃないと思います。
保肥力アップの目的で、堆肥を入れてやると当然保水力もアップするので、そこら辺の問題も改善されます。
「排水不良にならないの?」と聞かれることもありますが、基本的に水はけ、肥料はけが良すぎる部分への施用なので、やりすぎても関係ないです。多少水はけが悪くなっても、要は目数さえそろえば藻類が入り込む余地が減るわけですから・・・
目数が減って藻類(だけじゃありませんが・・・)が発生しやすい場所に、グリーンの内周があります。
モアのストレスが多いし肥料成分の持ち出しも多いので、目数が落ちやすいのは仕方がないですよね?こういうところも堆肥が有効です。
保肥力というか、地力の向上でカバーすると言う感じです。 乗用3連と歩行式モアで1日おきに刈り込みしていますが、スケジュールの都合で、2日連続乗用3連モアで刈らないとならないケースも出てきます。さすがに3〜4日続けて乗用3連となると、3連の刈り跡が見えるようになってきますが、2日なら次の日には分からなくなるくらいの回復力があり、当然擦り切れも少なく、目数が維持できるので、藻類の発生を抑えることができます。
なんで堆肥で目数が上がるの?という疑問が出てきます。
堆肥の肥料成分が非常〜にゆっくり溶けだして、芝に吸われ、なおかつCECが上がっていますから、施用された肥料も、いくぶんゆっくり芝生に吸われるようになるため、目数をあげやすいんだと思います。堆肥自体が超緩行性肥料であると同時に、施用された肥料も緩行的に効かせると言うことです。
月1回4gの尿素を施用した場合と、週1回1gの尿素を施用した場合では、後者の方が目数があがることは周知のことだと思いますが、一度にたくさんあげるより、少しを何回にも分けてあげた方が、目数は増えるのとの同じ原理です。
余談ですが、堆肥でCECが4.5くらいまで上がっている土壌だと、2週間に1回2g施用で、週1回1gと同じような発育になります。