冬場の水管理A
平成16年の1月、2月は特に雨が少なかったのですね。
乾燥したグリーンは、プレーヤーやモアの踏圧で薄っすらと粉をふいたような状態になります。
管理人のコースは肥料で色が出ない期間が3週間くらいしかないので、冬場グリーンに着色剤を使用しません。
このため、着色を施してあるグリーンに比べ、粉をふく状況が、より明確に観察できます。
粉をふくような時は、日中に葉水をあげるようにしています。
朝は凍っているし、夕方遅いとまいた水が凍ってしまうので、一番気温が高い時間に始めて、一番地温が高くなる時間くらいに終わらせるのベストです。
昼間に翌日分の転圧(刈込)を行う時、刈跡が良く見えるようにサ〜ッと散水したり、乾燥した日が続いた時の、グリーンの清掃はブロワーの風圧でゴミを吹き飛ばすかわりに、ノズルをつけた、散水ホースの水圧でゴミを吹き飛ばしたりします。
余談ですが、水圧でグリーンを清掃するのは案外良い方法ですよ。
40のホースにノズルをつければ、600u程度のグリーン1面2分程度で清掃終了しますし、同時に0.5mm〜1mm程度の散水ができます。
ただこれらの方法だけだと、水が足りなくなる場合もありますから、休場日などに集中的に散水する日を設けたりします。
前述のとおり、乾燥しすぎると春先の立ち上がりが遅れるので、1月下旬〜2月上旬ころから水管理を始めます。床土の状態を見ながら、散水を行いますが、過乾燥は春先の立ち上がりを遅らせるので、クラブハウスから苦情が来ない程度の表面硬度を保ちながら、しっかり目の散水を行います。
クラブハウスからの苦情といっても霜が解けるタイミングで、グリーンの表面は1日1回緩むので、どうせ一日一回柔らかい時間帯があるため、案外クレームも出にくい時期ではありますヾ(´▽`;)ゝ
ウヘヘ
塩基飽和度が高くて悩んでいる人がいたら、週1回30mmの降雨に相当するくらいの散水と、硫安1g/uの散布を繰り返し行ってみてください。高すぎる塩基飽和度の問題は多少改善されます。ほかの時期にやると間違いなくクレームがくると方法思いますm(_
_)m
ベントグラスが、もともと湿地に生えていた雑草だったことを考えると、1月下旬〜2月上旬の根の浅いこの時期に、床土の浅い部分を濡らすための水は、重要な意味を持つと考えています。