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更新作業の今後の方向性A

 アルカリに偏った腐敗型土壌で、微生物フローラが崩壊しているような状況ではこの限りではないのですが、下層の更新作業には、印新よりも、ほぐしが重要で、適度な気相があれば、下層土は微生物の働きによって、土壌は自浄され、ターフは健全な根圏を得ることが可能です。

 下層土の更新の現在の主流は、バーチドレインによるフォーキング作業(など)だと思われますが、棒状タインと土の摩擦によって、穴の周りが塗り状に固められ、団結の原因になることが危惧されるようになってきています。

 この状況を回避する最も効果的な手段は、ハイドロジェターなどの潅注機を使用して、水圧により土をほぐすという作業です。潅注機による施工はターフ表面にほとんど損傷を残さないので、表層のダメージからの回復期間がパッティングクオリティー低下させる期間の長さを気にする必要がなく、たとえば1休場日のうちに9ホールもしくは18ホール単位で、施工を完遂させなくてはならないという義務感に燃える必要もなくなると、作業担当者は丁寧な施工を行うことができます。

 ガチャガチャうるさい機械に乗っていると、苛々してきて1日のうちの、終わりの頃の施工が雑になるのは管理人だけではないのではないでしょうか?

 現状ノズル形状やポンプの力に問題があり、管理者のイメージ通りの、ほぐし作業が出来ないケースもあるようですが、主流になっていく過程で、耐久性が高く、力の強いポンプとノズルの組み合わせが出来てくれば、管理者のイメージ通りのほぐし作業が行えるようになるものと思い、期待しています。
 すでに6〜7年もの間、潅注機だけの更新作業で、営業なさっているコースも存在しますし、空気が多い土ならば、芝の根自体も土をほぐしてくれますから、別に金属の道具を使って耕さなくても良いということです。

 もともと、コガネ幼虫防除として、殺虫剤を下層土に入れる用途で売り出された機械なのですが、コガネ幼虫の防除作業は、ニコチノイド系の各種殺虫剤の登場により、葉面散布で事足りるようになってしまったため、現在、この方法を採用する管理者は極わずかかと思われます。ただし、更新作業と同時に下層土に肥料や薬剤を同時に入れられるメリットは大きく、ドライスポットに浸透剤を打ち込む作業などで、非常に防除価が高いと聞きます。

 下層土をきれいにするという目的で使うならば、腐食酸などの酸性資材の類と組み合わせて使うことで、一層効果的な更新作業が行えると考えています。

(K社Mさん宛ての戯言より抜粋)

2005.2.4
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